盗聴器の具体的な発見方法

目次

盗聴器は、盗聴器の発する電波を受信することで発見することができます。

具体的な発見方法

過去の盗聴器の発する電波に関するデータベースを利用しお手軽に

盗聴器が利用している電波は、テレビでいうところのチャンネルのようになっていて、機械の種類によりいくつかのチャンネルに分かれています。
きちんとしたチャンネルに合わせないと、盗聴器が発信した電波を受信することはできません。
盗聴器を発見する場合は、正しいチャンネルにきちんと合わせないと、盗聴器があるかどうかを把握することができません。
熱心な無線家のおかげで、過去に使われた盗聴器のチャンネルのデータベースがあり、盗聴器を探す場合はデータベースにあるチャンネルをかたっぱしから受信していくという方法です。

この方法のメリット

この方法を使えば、そのチャンネルを受信することができる機械を持っていれば、比較的簡単に盗聴器を見つけることができます。
受信できる機械に特別な装置は必要なく安価な機械で大丈夫です。

デメリットももちろんある

  • この方法のデメリットは二つあります。いずれも致命的なものではないのですが、盗聴器があるかもしれないと不安になっている人にとっては、気になることだと思います。
  • 受信機の性能が良くないと、雑音を多く拾ってしまい、盗聴器でないものを盗聴器としてしまったり、本当の盗聴器が雑音に埋もれてしまう。
    過去のデータベースにない新しいチャンネルを使った新しい盗聴器を発見できない。

電波を分析する方法

過去のデータベースに基づき盗聴器を探す方法の欠点を補うために、電波を分析するという方法があります。
ラジオやテレビ、携帯電話からリモコンなど、身近に電波を利用している機器はたくさんあります。
その電波を、スペクトラムアナライザーなどの測定器を使って分析するのです。

盗聴器の電波は、携帯電話やリモコンなどの電波と違って、盗聴器のそばだとかなり電波が強くなります。
アナライザーには、かなり特異な電波の形が表示されるはずです。

この方法のメリット

この方法により、チャンネルが不明な盗聴器も発見できるし、雑音を盗聴器と勘違いしてしまうこともなくなります。

この方法のデメリット

スペクトラムアナライザーが高価ということでしょうか。
装置時代もかなり大掛かりになります。

簡易な電波分析装置もある

アメリカで販売されている一般向けの受信機には、近くにある強い電波を検索しチャンネルを表示することができる機能が搭載されているものがあり、これを利用すれば比較的安価で確実に盗聴器の電波を発見することができます。
ただ、残念なことに、この機械、日本では売られていないんです。
日本のメーカーが作っているんですけどね。

発見方法は簡単だけど実際の取り扱いは注意

盗聴器の発見方法は、実は拍子抜けするほど簡単。
ただ、だからと言って、機械を大っぴらに持ち歩いて盗聴器発見に勤しむのはやめましょう。
盗聴器を仕掛けた人がどこで見張っているかわからないからです。
電波はそれほど遠くに飛びません。
おそらく1Kmも飛ばないでしょう。
だから、盗聴器を仕掛けた人は、必ず近くにいます。
厄介なのは、盗聴器ではなく仕掛けた人です。

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しかし盗聴器の発見はそのうち7%以下ですので、ほとんどの盗聴器が発見されていないということになるのです。

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